噂の恋人

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俺はそれから学校の帰り道は毎日軽い打ち合わせをしてから練習してヒーローショーのバイトに向かった。 それによって矢本君に会える時間が減ったからちょっと物足りない毎日だなと思ったんだけれど今会ったら確実に日程を聞かれる。 否、多分もう彼はサーチ済みの筈だ。 ヒーローショー当日。 やはりと言うか。当然というか。 子供の中に交ざって大きなお友達を発見したが知らないっと。 ヒーローショーを無事に終えた帰り道、矢本君が待っていてくれたらしく俺に温かい紅茶を奢ってくれた。 「蛇塚くんすっげー格好良かった!」 『そらどーも。』 初めて会ったときの矢本君とのイメージが違い過ぎて内心驚いたけれどまあ矢本君は矢本君だし。面白いからいっか。 「でさ、次はいつあるの!?」 『え。次も来るの?』 同じストーリー仕立てのショーなんだけど。 おしまい。
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