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どうするか…
何か急にこいつ思いつめた顔というか、元気がなくなったような感じというか…
急に泣き出されたら、誰だって困るよな。ごめんな。でも、まだ話したくはないんだよ。
「やっぱ…死んだらお化けとかに…」
「死んだらとか言わないで!!」
「えっ…」
どうした?急にデカい声出して…
「あっ…ごめん…
死っ…んだらなんて…
仮定の話はやめようよ…ね?」
「ああ…うん、ごめん」
「ううん…私こそごめん」
身内に不幸でもあったのだろうか…
だとしたら不謹慎だったな…
「お化け屋敷!!…って…
やっぱ怖いよね!?」
「ああ…うん、そうだな…」
「なんかやっぱり…こう…
驚かないつもりでも、急に出てこられるとびっくりするし…」
お化け屋敷が怖くて情緒不安定なのか?
それにしては…なんか…変だな…
「なあ…お前、最近なんか…」
「あっ!…でも!意外と楽しかったりもするよね!?
こう…スリルというか…ね!?」
「ああ…まあ…」
「さあ!行こ!」
「…うん」
やっぱり変だ…
何があったんだろう?
話たいことはたぶんあるんだろう。だが、今ではないのかもしれない。
私も隠し事をしているのだし、他人のことは言えないが、やっぱり気にはなる。
話したくなるまで待つか…
無理に話させるのもよくないし。
「ああ…お化け屋敷も久しぶりだな…」
「私も。結構避けがちなんだよね…
何か…ね?」
「うん…妙な緊張感があるよな」
「そうそう!
ちょっとワクワク感もなくはないんだけど…いざとなると怖くなっちゃうよね…」
うん。今はこのまま、遊園地を楽しもう。きっとその時が来たら話してくれるだろうし。
でも、いったい何があったんだろう?
『死』について関係があることは確かだ。さっきの反応を見ればそれは何となく分かる。
まさか…佐倉自身に何かあったとか?
そうだったとしたら…どうしたらいいんだろうか?
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