第15章:弥生
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長谷部は 普通に足の爪先まで僕を洗うと、 自分の体もささっと洗い、 「早くあがりましょう。」 と言った。 正直ここで、何かが行われるかもと思っていたので 拍子抜けだった。 甘やかされるように タオルで体を拭かれながら、 ベッドに戻ると、 「今日はベッドで抱きたいんです。 シャワーではまた今度。」 とまるで僕の心を読んだかのように言うので 恥ずかしかった。
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