第15章:弥生

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先ほどの体勢に戻ると、 長谷部は 待ち焦がれていたように僕の後ろを 舌で舐め始めた。 なんでこんなにこの男は抵抗がないんだ ・・・と思いながらも、 勝手に腰が揺れてしまうほど良かった。 長谷部にもそれが伝わっているようで、 僕の腰を手で押さえつけながら、 しつこく舐め続けた。 しばらくすると 長谷部は急に立ち上がり 洗面所の方へ行き 土産でもらったような 小さなアルガンオイルの瓶を持って また戻ってきた。 「これを使って 指、入れてもいい?」 いつもの敬語が タメ口に変わっていることに気づいて なんだか小っ恥ずかしい気持ちになりながら 僕は頷いた。
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