第15章:弥生

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長谷部はそんな僕に 目を細め微笑み返すと、 ゆっくりと 腰を動かし始めた。 「アァぁ・・・アン、ん、、ァン」 ここ数年ずっとしていたものとは 全く違う行為をしているのだと 認識してしまうほど ただの性処理ではなく 僕の好きなところを探るような 思いやりのある動きだけが続く。 体が気持ちいのはもちろんのこと、 僕は先ほどからずっと それ以上の何かを 胸の中で感ていた。 そんな溢れ出して止まらない感情が そっと 口から こぼれ落ちる。 「好きだ」
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