第15章:弥生
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その後、荒い息を整えながら 長谷部は横になり 僕を包み込みように抱きしめた。 男らしい腕に 守られるように抱かれている自分に対して 胸がいっぱいになり 目頭が熱くなった。 僕も長谷部を抱き返すと、 長谷部は僕の首元にそっとキスをした。 幸せだな・・・ と思うと 涙がポツリポツリと疎雨のように こぼれ落ちた。
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