第16章:長谷部

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くすぐり合うようなキスを繰り返すうちに どんどんといつもの弥生先生のキスに変わっていった。 その中で、 ふと、頬に体温よりも低い温度の水滴を感じ、 口の中にも 少ししょっぱさが混じった。 顔を離すと、 先生の瞳からはまた涙が溢れ出していた。 「どうしたんですか?」 そう尋ねると 俺の胸の中に顔を埋めた。
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