3041人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんだか、フワフワした気持ちなんだ。」
そう小声で言うので、
「俺もですよ。」
と思わず子供にするような撫でかたで頭に触れた。
しかし
「・・・こんなこと許されるのだろうか・・・」
といきなり先生は
声色を変え、不安げにつぶやいた。
「・・・え?」
「僕、・・・昔・・・
恋人を・・・
自殺で・・・
亡くしているんだ。」
「・・・あ・・・」
あの人は、
やはり、恋人だったんだな、と思った。
最初のコメントを投稿しよう!