煩いスクーピィ

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煩いスクーピィ

 僕の朝は煩い。 「オキテオキテ!!」  ギャーギャーと喧しく叫んでいるのは、スクーピィ。  バサバサと羽ばたきながら、僕の頭上を飛んでいる。  赤い羽根が綺麗だけれど、とにかく喧しい。  でも、こいつが僕の度の唯一のお供だから、我慢するしかないか。  なんだかんだ言って可愛いしね。愛着はある。 「そろそろ行こうか、スクーピィ」 「オキテオキテヨ!!」 「起きてるよ。全く、会話になりゃしない」  鳥だから当たり前だけれど。
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