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「切り捨てるってわけではないよ。
タツヤとカナコの気持ち、どっちを優先させるか。
マオがタツヤの事をどう思うか。
ただそれだけだし、
そんな事で切れるかどうかは
マオのやり方次第だと思うんだけどな。」
なんとく自分のプライドを傷つけられた気がしたのだ。
私は私の友達だと思う人を大事にしているし、切り捨てたつもりもない。
どうして相談に乗ってあげてるのにマオはそんな喧嘩腰なんだろう。
私になにを求めていたのだろう。
そうだね。そうだね。って甘ったるい言葉を私はかける人間ではないこと、マオが1番知ってるはずだった。
私の意見が気にくわないことはわかっている。
だったらそういう意見もあるのかと、流せばいいだけなのに。
高校生の頃みたいに自分の気持ちをぶつけ合って喧嘩するような子供じみた事、もうせずともいい関係を築ける歳になったのではないのか。
私にはわからない。
悩む理由も、その態度も。
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