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なるほど、とこの時は納得しました。
まあ、「自然体のプロポーズ」も私の拘りとも言えるわけです。
「結婚」とは、相手あってのこと。
お互いが妥協して、譲り合って、築いていくのが結婚であるならば、今回は私も譲るべきなんだろうな、と思いました。
そして、当日。
旦那は背広を着て、私をホテルのレストランに案内し、花束を差し出し、夕焼けが見える屋上でプロポーズされました。
旦那は全てのことができて満足そうでしたが、私にはそれらがどうしても「茶番」に思えてしかたがありませんでした。
何と言うのか……旦那が満足したくてやったこのプロポーズは、プロポ―ズをする相手である私も、この「満足」を満たす要素の一つでしかないんだろうな、と。
冷めてるな、と思われます?
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