8 まるでコントのような離婚でした

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 同じ家にいて、「ラインで話し合い」  結婚したばかりの時と、変わっていないのです。  多分。  これが、「不味いシチューを食べ続ける」ということでした。  一生、変わることはない。  そして、報われることもない。  さらに、「父にもまだ言っていない」との言葉。  この言葉の裏には、「このことが父にバレたら、怒られる! だから、家を出て行かないでっっっ!」という気持ちが隠れていることは、明らかでした。  確かに、旦那の父親は数回お会いしただけでしたが、典型的な「昭和のオヤジ」でした。  けれど。  私達は、もうアラフォー世代です。  同世代の人達は子どもを育て、孫すらいる人達だっているわけです。  要するに、一人の「大人」として自立していなければならない年齢の人間が、「パパに怒られる!」と言っているわけですよ。
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