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一緒に俳句をつくる話
日本語学科のロシアの子の主催で
日本の俳句についての授業に出てきた
俳句は日本の詩歌で
5, 7, 5のリズムであること
季語というものが必要であることを
学んで、
グループで俳句を作ってみてください
との課題があった
私が組んだのは、
インド人の女子学生と男子学生
「好きなものは何?」
「チョコレート」
「どの季節について書きたい?」
「冬」
「冬では何が好き?」
「雪!」
というやり取りを英語でして、
私は頭をひねってこうノートに記した
チョコレートケーキのような雪の街
Town in snow such like a chocolate cake
「茶色い雪とか、茶色い建物があったとして、それらに雪が振ったら、砂糖みたいで、チョコレートケーキみたいでしょ?」
と私が言うと、二人は、拍手して褒めてくれた
みんなの前で発表するために
彼女に日本語での書き方を教え
彼に日本語での読み方を教えた
私は俳句の説明をして
俳句の書かれたホワイトボードの前で
3人で写真を撮って
もといた席に戻った
――ただそれだけの話
だけど、何かを具材にすることで
お互いの持っているものを共有することで
何か素敵なものを生み出すことって可能なんだな、と
そう感じた瞬間なのでした
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