①山猫のこと。
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「なんだね、ジョバンニ。今日は俺に何の用だい?」 口の大きな山猫は、自慢の毛皮をファサファサと揺すりながら訊ねます。 黒いベルベットのベストを着て気取っていますが、いつジョバンニを頭からペロリとやってしまうかも解りませんでした。 「これを見て欲しいんだ、山猫。」 そう言って、ジョバンニが小箱の中の
指
を見せますと、山猫はフンフンと鼻を鳴らして言いました。 「指か。こりゃ、人間の匂いだな。」
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