放蕩息子善次郎

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放蕩息子善次郎

神田紺屋町は染物問屋『染商』が一人跡取・善次郎は三道楽三昧の放蕩息子。 今日も今日とて店から大枚をコッソリ懐に入れ良からぬ場所に出入りしが、丁半博打にうつつを抜かしている、この始末。 見るに見兼ねた親父殿、スッテンカラリの善次郎を掴まえて得々と説教をせしが、善次郎トンと意に返さず上の空。
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