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「すみません、かぐや様……私あなたのことてっきり男性の方かと……」
なつくが顔を下げて震える様子は何とも女らしい。
「気にしないで。私もこんな格好だし」
ちなみに今日のかぐやの服装は、道場に行っているため袴姿だ。
「俺はどんな姿してても、かぐやは可愛いと思うぞ」
「ま、まこ……っ。急に可愛いとか何言い出すのさっ」
「こういうのは伝わるのな……」
真からの不意打ち可愛い発言に照れていると、なつくの雰囲気が変わった。
「かぐや様っ、私は男でも女でもかぐや様をお慕いしてますわっ!」
「あ、ありがとう……?かぐやで良いよ?」
「そんな恐れ多いっ、かぐや姉様と呼びますわ」
「は、はい……」
なつくに両手を握られ顔も近づけられ、かぐやはあまりの気迫に飲まれる。すると慣れ親しんだ温もりに包まれる。
「かぐやは俺のだ」
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