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「やっと二人になれましたね」
「そうですね」
「…………」
「真？」
道場に行く道すがら、かぐやと真は会話するわけだが……どうにも真の顔色が優れない。
「もしかして、調子悪かったりしますか？」
真の様子が、そういえば……なつくが関わるようになってから変だ。
ーーもしかして、まこは……。
「なつくのこと、好きなんですか？」
「はっ？！」
そうか。なつくがかぐやにばかり気にかけるから、拗ねてしまったんだ。
一人納得していると、真にがっちり肩を掴まれる。
「俺はあいつのことなんて何とも思ってないっ。俺は、ただ……かぐやのことがーー」
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