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「真……っ、どうしましょうっ。心臓が変なんです!」
「かぐや、調子悪いんですか?」
胸に手をあてるかぐやに、真は慌てて近寄っていく。
ーーえ、ちょっと待って。今度は体が熱くなってきた!私、病気なの?!
「かぐや、もしかしてーー」
「病気ですよね?!師匠、真。すみませんが、早退します~~っ」
二人に大きく頭を下げ、かぐやはその場を離れる。
師匠が真の肩をぽんぽんと叩くのを傍目に見ながら。
ーーこんな時間に帰ったら、じいさまばあさま心配しちゃうな……。
かぐやはそんなことを考え家に帰っていった。
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