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「以上。今日はここまでっ!」
ーーえ、もうそんな時間……?
真の父が声を張り上げ、かぐやが辺りを見回すと各々片付け始めていた。
手ぬぐいで汗をふきつつ、自分も防具を外し竹刀は片付ける。するとこんな会話が聞こえてきた。
「隊長!進展はありましたか?」
「隊長~~!俺隊長の言葉で砂糖吐きそうっす」
ーー隊長って誰だろう……?
好奇心が刺激され、かぐやは声のする方へ目を向ける。
「孝助、角次郎。ここでその呼び方はやめてくださいね」
「「すみません」」
ーーあ、あれは……。
「真~~っ、どうして隊長って呼ばれているんですかっ?」
「げっ、かぐや……っ」
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