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「真……」
かぐやは真の手に自分の手を重ねる。
「私に何が伝わって欲しいんですか？」
「…………そこから？！」
「真？」
「相変わらず俺の予想の斜め上を行きますね、かぐやは」
ため息を一つ吐き、真はかぐやに手を差し伸べた。
「家まで送って行きますよ、かぐや」
「…………」
ーー何だろう……。恥ずかしいような、くすぐったいような……この感じ。
よく分からず頭を横に振る。
「ま、まだ着替えてませんし！ここで待っててくださいっ」
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