1人が本棚に入れています
本棚に追加
死ぬまで、一緒よ
「僕は、死ぬまで、一緒にいたいんだ」
「えぇ、私も」
「ありがとう。大好きだ、エリカ!」
「ええ、私も。あなたのこと、忘れないわ」
ブスッ
「え?」
下腹部に鈍い痛みを感じた僕は、慌ててエリカを見た。
そこには、不敵な笑みを浮かべる恵利加の姿があった。
僕は、驚いて腹を触った。
「なんじゃこりゃ!」
べったりと、血糊がついていた。
「死ぬまで、一緒よ。ただ、それは、あなただけ」
「馬鹿な男だわ。わざわざ私を探して、殺されに来るなんて」
最初のコメントを投稿しよう!