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翌日以降。
私はこれまでとは全く違う学校生活を送っていた。
悠里ちゃんがいるから、登校するときもわくわくしている。
朝クラスで会ったらどんな顔をして挨拶しようだとか、どんなことを話そうだとか。
休み時間は話し掛けに行こうかどうしようかなんて。
だって、もう友達なのだから。
そして、もう一つ変わったことがある。
私は、本当に虐められなくなった。
いつも絡んできていたギャルたちは私なんかに目もくれない。
本当に、本当に良かった。
〝それだけだったなら〟
何故なら、虐めの矛先が、いつしか悠里ちゃんへ向いていたから。
なんともないような顔をして、平然と学校生活を送っている悠里ちゃん。
悠里ちゃんへのイタズラは、日に日にエスカレートしていた。
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