3人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ
次の日から、悠里ちゃんは学校に姿を見せなくなった。
また、不登校になった。
疑問が残る。
なんで学校に来ていたのだろう──
私はいつもみたいにギャルたちから嫌がらせを受ける。
何も喋ることができないから、口も開かない。
どんな事だって我慢した。
これで良かったって思っているから。
悠里ちゃんは正しい人生を歩んでいる。
私は、いつまでも忘れることはない。
──そうやって、私だけの友達を助けたのに。
その筈なのに。
もう二度と、学校では会わないと思っていたのに。
決別してから、約一年が過ぎた頃。
私がいつも通り虐められて、トイレに連れてこられた時だった。
最初のコメントを投稿しよう!