【第一章 幼少期】〜生い立ち〜

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【第一章 幼少期】〜生い立ち〜

1997年8月5日石川県加賀市にて私は産まれる 父親は離婚し、母子家庭のひとりっことして育つ。母親は夜から朝まで水商売をしわたしや家計を支えてくれた。温泉街が多いこの町では水商売をしている人は多かった。周りもまた母子家庭が多く存在し、逆に両親が揃ってる家庭の方が珍しいくらいだった。 なので母親が仕事に行っている間、兄弟がいる家庭は自分達で料理をし食べる。ゲームをし母親が帰ってくる頃には自分達で布団を敷き寝る。そんな家庭も多く存在していた。 わたしは一人っ子だった為、母親は私がひとり、寂しくないようにひーおばあちゃんやひーおじいちゃんの家に仕事に行っている間は預けてくれた。ひーおばあちゃんは母親の育て親で母親は捨て子だったと聞いている。0歳の頃にアパートで実の両親に放置されていた所を、ひーおばあちゃんが見つけ本当の両親のように育ててくれていたようだ。 正直今こうやって書いているだけで母親のことが少し悲しく思えて辛くなる。 母親はわたしに常に言っていた『ママが唯一信用してるのは育ててくれたひーおじいちゃんやひーおばあちゃん、そしてあなた』 だと。
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