自由に馳せる鼠よ

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自由に馳せる鼠よ

 嗚呼、好き哉、好き哉! 大空の檻に憩うカフェレンスどもよ!  偶像の狭間に見初められし武士も遥か道化に厭われど、その猛きグイケルに阻む。我は痩躯にも戯謔を狂じる鼠なれど、自由に馳せる鼠成! 名に縛られず、言の葉にも呪詛られぬ皮肉な愚物である!  なれば(なれ)は熟れに慣れにし、鳴れども成れずたるや、それ()れたらならざると押しはかば、盤石なる辟易さえ知らずもがな。錆びた書物だに朧気なる月を見ざらば、いざ竹の長きを知るであろう。そうであろう、第三者の幽虚なる単一の賢者共よ。  轟かし化すはせめて飽きたらんば悪しきなれど、齧歯の鋭さをも持つ。韜晦の嬌声が邂逅せんば、仲(あた)るとも遠からん。若き日のシーザーに問うは、迷宮の隠されし、ただ一束の草にある。  燃やせ燃やせ、草薙の剣が()()れば、泪も金剛に比類されしや。  白は黒に。黒は黒に。かつその規則さえも灼紅とへるせど、悠里にこそ願いは桐に変え得ると破れる。  ……! ! ! ? ? …… ――― 。。。。。。  がん。ん。濡れたルージュと風の博士に。(いつき)(てがみ)を託す。我は自由に馳せる鼠。何にも囚われず、それは通常の結びも当てはま
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