危険?

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「.........え?待って..................今の言い分だと.........お、俺に、昼飯に、誘われたかった........って、事に、なりますが..........?」 自分で言いながら、何をそんな馬鹿な事を、と思っていた。だって色島弟は俺の命を狙って襲撃を仕掛けに来るくらい俺の事を敵視しているんだぞ? それを俺は今までうまい事するりと躱してきてはいるが、適当に流しているのもあり、嫌われこそすれ好かれるような事は何一つしていないと思うのだが......... だが、そんな俺の考えは色島弟の顔を見てすぐに塗り替えられる事となった。 色島弟の顔が、とてつもないくらい真っ赤に染まっていたからだ。その上、しまった、というような顔をしている。 「.........え?待って.........そ、の、顔は.........流石の俺も、誤解するよ.........?」 「.........う.........こっ、ち、見んな、バアァアアカァァァァァァァァァ!!!!!!!」 「そりゃないぜヘイボーーーーイ!!!!!!!!!!」 気づいたら俺は叫んでいた。だって仕方ないだろう!?予想外過ぎるんだもの!!!!! 兄貴より先に知り合ったはずの自分を差し置いて、俺がその兄貴と仲良くしているのを見て嫉妬した、という事なんだぞ? 俺の事あれだけ嫌いだとか潰したいだとかそういう負の感情剥き出しでつけ狙ってたあの色島弟が!?今では俺の事完全にマブだと思ってたって事ですよ!? いや普通に可愛いが過ぎるだろ!?何がきっかけでそうなったのかは全くわからないが、俺のこと結構気に入ってる色島弟謎で可愛いわ!!!! 「.........なぁ、俺調子乗るよ?今度飯誘ってもいいのかな?って、思っちゃうよ?すぐ実行しちゃうよ?」 「.........勝手に、すれば、いい、だろ.................た、ただし、俺が来るとは限らねえけどなアァアア!!!!お、お前なんかに誘われたって即座に断ってやるからなぁアァ!!!!!」 「.........え.........俺と飯食ってくれないの?俺は一緒に食べたいのに?俺、悲しい」 「.........う.................こ、来ないとは、言ってねえ、だろ.........」 「じゃあ俺が誘っても嫌だなってなったりしない?」 「.........あ、あぁ」 「俺と二人で飯食ってくれる?」 「.................あぁ、食っ.........食って、やる」 「俺の事好き?」 「.........あぁ、好.................................って、何言わすんだお前ェエエェエエエ!!!!?????ど、どさくさ紛れに変な事言わすなボケェエエエッ!!!!!!!!!!」 「チッ、惜しい.........今なら何でも言ってくれそうな雰囲気だったのに.........」 「んな事あるかボケェエエエッ!!!!!だ、大体、思ってもない事、い、言わそうとするなんざ.........」 「え、俺の事嫌いなの?俺はこんな好きなのに?」 「.........えっ」 俺の言葉を受けてまた更に顔を赤くする色島弟が可愛くて仕方ない。この間まであんな怖い存在だったのに、こうなってくると本当にただの可愛いツンデレだな。
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