再び

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「まぁ、正直言うと松岡の事恋愛的な意味で本当に好きかって聞かれたらはっきりは答えられないんだけどな」 「...は?それだとさっきの言葉全部矛盾するじゃないですか」 「いや、そうなんだけど...そもそも俺、いつから松岡の事こんな風に想うようになったかわからねえんだよな」 改めて思い返してみたが、何で俺はこんなにも松岡に対してえっちな事がしたくてたまらないのかわからないぞ。 そもそも俺はゲイだったのか...?ここに来るまでは女の子としか経験ないけど、心の奥底では男としたかったと...? そうでもなきゃ、一緒に過ごしてるだけでセックスしたいとか男に対して思わないよな...? いやでも俺ここに来るまでの人生で男にときめいた事も男を可愛いと思った事も一度もないんだけど... 「......一応、初対面からそうではないんですよね?」 「いやいや流石に初対面からこんな風に、ケツだけでイけるようにして戸惑わせてやりたいとか、開発しまくって服が擦れるだけで感じるようにしてやりたいとか考えてたら俺気持ち悪すぎだろ」 「今はそう思っているという事実が既に気持ち悪いですけど」 「.........まぁ、松岡を無理矢理仲間に入れた時だって、別に好きだからとかじゃなくて、大好きな渋谷から離してやったらどんだけ悲しむかなって考えただけだしな。とことん傷つけてやろうと思ってさ。あと松岡くらいなら渋谷の所から引き抜いても渋谷も許してくれるかなぁって」 「なるほど、シンプルにクズですね。......でも、尚更何でそれが今みたいになるんですかね...」 「.........うーん...でも、今のこのセックスしたいって気持ちは本当に確かなんだよ。...うん、したい。松岡とセックスしたい。ウンウン、えっちな事したい」 「あの、胸糞悪いので黙ってもらえます?...第一、下半身で物事考えるとかクソヤリチン野郎じゃないですか。クソだとは思ってましたけど、そこまでクソだとは思わなかったです。不愉快になったので慰謝料を請求します。今すぐ現金で」 「いや何で!?てかそれお前に払うくらいなら松岡に払うわ!! 」
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