私は講義室に入ったつもりがなぜか別世界に居る

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2.カナエとマリアⅠ 私は今、マリアとお話をしている最中でマリアに まだ聞きたい事があります。 「マリアってエルフとダークエルフだとどっちなの?」 「私はエルフだね」 「へぇ、エルフなんだ」 「エルフというのはダークエルフと違って肌が黒くないの、 ダークエルフは肌が黒いの」 「そうなんだ」 私はマリアがエルフだという事を知ると私は 「それにしてもマリアって可愛いね、何歳なの?」 「私はね、内緒」 「内緒なんだね」 「うん」 「私は22歳なの」 「カナエって22歳なんだね、若い」 「マリアだってすごく若く見えるよ」 「うふふっ、そう言ってくれてありがとうね」 私はマリアと楽しくお話をしていると、マリアは魔法というのを 使えるのかを聞いてみる事にした。 「マリアって魔法というのを使えるの?」 「えっ、私は魔法は使えないよ」 「どうして使えないの?」 「どうしてって言われてもね、困るよ」 「ごめんなさい、気にしないで」 「私が魔法を使えないのは魔力がゼロなの」 「魔力?」 「魔力というのはこの世界では大事でね、魔力がゼロの人は 基本的に魔法が使えないの」 「そうなんだ、ごめんね、変な事を聞いて」 「ううん、気にしないでいいからね」 「うん」 この世界では魔力というのがない人は魔法を使えないのを知った私は きっと私も魔法が使えないと思いました。 なぜなら、私は現実世界から来たので魔法が使えなくて当然である。 「ねぇ、マリア、モンスター何なの?」 「モンスターというのはまぁ、敵、敵なの」 「敵?」 「うん、敵だからね、倒さないといけないの」 「どうやって倒すの?」 「モンスターというのはね、核というのを持っててそれを壊すと 倒す事が出来るの」 「なるほどね」 「私は魔法を使えないから倒せないけどね」 「そうなんだね」 「まぁ、この集落には滅多にモンスターは来ないし、 安全で安心して暮らせるからね」 「それはいいね」 この集落にはモンスターというのが来なくて安全で安心して暮らせる事を 知ると私はホッとします。 「それよりカナエは現代世界という所では何をしていたの?」 「そうね、現代世界では大学生をしていたのかな」 「大学生って何?」 「大学生というのは大学という所に行ってお勉強をする所かな」 「へぇ、カナエは偉いのね」 「そうでもないかな」 「どうしてなの?」 「私ってお勉強が苦手でね、あんまり好きじゃないの」 「そうなんだね」 「うん」 何で私はマリアに現実世界の事をお話しているのかと思ってしまうと、 きっとマリアには安心して話せるだなって感じます。 「カナエはどうしてこの世界に来ちゃったの?」 「それがよくわからなくてね」 「そうなのね」 「突然とこの世界へ来てしまったのかな」 「それじゃあ、帰る方法を探さないといけないね」 「そうなるよね」 この世界へ来たのはいいけれど、どうにかして現実世界に帰る方法を 見つけないと戻れそうにない。 しかし、帰る方法を見つけるにしてもこの世界の事はよくわからないし、 しばらくはこの集落で過ごすしかなさそうです。 「そのね、マリア、私行く先がなくてね、この集落で住んでいいかな?」 「うん、いいんじゃないかな」 「ありがとう、マリア」 「私が住んでいる所なら一緒に住めるからね」 「うん」 「カナエに私が住んでいる所を案内するからついてきてね」 「うん」 私はマリアの後をついて行っていますが、この集落で住んでいる人から じろじろと見られててとても恥ずかしいという気持ちです。 この集落で住んでいる人はエルフとダークエルフで私は人間なので きっと部外者だと思われているかもしれません。 それでも私はここで暮らしていかないといけないので私はマリアの いう事だけを聞くつもりです。 今の私はエルフであるマリアしか信じる事が出来ません。
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