私は講義室に入ったつもりがなぜか別世界に居る

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1.突然、違う世界へ 初めまして、私のお名前は里村香苗(サトムラカナエ)で 年齢22歳、職業が学生ですが、大学生です。 今は某大学内に居るのですが、私は講義を受けてて真剣に 取り組んでいる所です。 当然、講義中なので誰も無駄な事はしてないし、 もちろんお喋りなどもしている人はいません。 しばらくすると講義が終わって私は別の講義室に移動しようと していると、私は何かを忘れているような気がします。 しかし、何かを忘れているのは事実で思い出す事が出来ない私は そのまま別の講義室に移動します。 別の講義室に行く理由は違う講義を受けるために移動するのです。 私は別の講義室に到着して中へ入ると、大学内とは思えない景色を 目のあたりにします。 「ここって何処よ、誰か教えて」 私は後ろを振り返って今来た所を戻っても大学内には戻れません。 「本当にここ何処なの、怖い」 私自身は怯えながら行動していると、集落ぽい所を 見つけて駆け寄って行きます。 集落ぽい所へ到着した私は 「この人達は人間じゃない、何なのよ」 この集落ぽい人達は耳が長くて尖がっているような感じがして それに私との身体も違うようなそうでないような感じがします。 私はこれから先どうなるのかが不安で仕方がありません。 そんな事を考えていたら、集落ぽい所に住んでいる人に見つかって しまって私は怯えててその場でじっとしています。 見知らぬ人が私の方に歩み寄ってくると 「お嬢さん、見ない顔だな、何処の人だ」 私は見知らぬ人に声をかけられているのですが、 返答していいのか、それともしちゃいけないのかを 迷っていると私は 「現代という世界からここの世界へと来たんです」 「現代? 何処の世界だ」 「現代は現代です」 「よくわからないが迷子なのか?」 「迷子じゃありません」 「迷子じゃないと言うのね」 今お話をしている人は明らかに男性というよりは女性という感じがします。 それはどうしてかというと私と同じでお胸があるからです。 きっと今お話している人は女性です。 女性なら安心してお話を出来ると思うのでしっかりとお話をしようと思います。 「それにね、見ない服装だね」 「は、はい、現代という世界の服装です」 「なるほどね」 「質問があるんですけど、いいですか?」 「構わないよ、何でも聞いてね」 「ここの集落って何でしょうか」 「集落の事ね、私達はエルフ、ダークエルフという種族で 一緒に暮らしているの」 「種族って何ですか?」 「種族というのは言葉で言うのは難しいね」 「もしかしてゴブリンとかリザードマンとか人間の事とかですか?」 「そう、それだわ」 「なるほど」 私はなんとなくですけれど、ここの世界は現実世界とは異なる世界で きっと異世界かもしれない。 ただたんに異世界ならいいけれど、もしかすると現実世界で読んだ小説の中で 剣と魔法の世界でファンタジーという可能性もあります。 そうなってくるとここは異世界ファンタジーという世界で私はそういう世界へ 来てしまった事となります。 どうしてこんな世界に来た理由を知りたいけど、私自身も不明なので よくわからないというのが現状です。 「エルフ、ダークエルフが一緒に暮らしているのはお話でわかりましたが、 どういう目的で一緒に暮らしているの?」 「それはね、ここで集落として一緒に暮らしているのは この辺りはモンスターが居ないし、平穏で暮らせるからね」 「モンスターって何?」 「まぁ、そのうちに見せれると思うよ、モンスターをね」 「は、はい、わかりました」 「すいません、自己紹介がまだでしたね」 「そうだったね」 「私のお名前は………………」 現実世界でのお名前を言ってもいいけれど、それで不審がられると困るし、 どうしようか考えています。 そして、私は現実世界でのお名前を言いますが、名前だけにしておこうと思います。 「私のお名前はカナエです」 「良い名前じゃないの、素敵ね」 「あ、ありがとうございます」 「私の事はマリアって呼んでね」 「はい」 こうして私はマリアと出会うと、これからどんな事が待っているのかが不安とともに 楽しみでもありました。 私は確信した事があるのだけれど、この世界は異世界かなって感じます。 とんでもない所へ来たのは事実ですが、それでもここで生活をしていかないと いけないのも事実で大変かと思うけど、頑張って生きていきます。
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