心の色

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「大ちゃん…」 きっと大ちゃんも私の事を好きでいてくれたんだね、あの時出来なかった事を今、しているんだね。 息が止まりそうになりながら、私はそう思った。 大ちゃんが、そうしたいのなら、もっと大ちゃんに抱かれていたい、 二人っきりで会いたい、 大人の恋人同士になってみたいの そうしたら今の私の家の問題、 DVぽい旦那や、引きこもりの息子の事をひと時でも忘れられる気がするから。 大ちゃんはどのくらい私を抱きしめていただろう、急に私から腕を離した。 そして、何も言わずに私とは別の方向の電車に乗って帰って行った。 何故だろう、大ちゃんの抱擁からは全くSEXの匂いがしなかった。 でも、その夜が忘れられない私はそれから何回か大ちゃんにメールした。 どうでも良い内容の下らないメール。 大ちゃんはきっと私の下心に気づいただろう。
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