第1章 第1話 どゆことこれ?

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第1章 第1話 どゆことこれ?

朝、目が覚めたら... 病院のベッドの上でも、ましてや異世界でもなく、 墓場にいた。 「...は?どゆことこれ...?」 「お、起きたか?」 周りには爺さん爺さん爺さん...今度は婆さん婆さん婆さん...なんだ?老人会にでも迷いこんだかオレ? 「え...誰...?つかどゆことこれ?」 「人に名前聞くときは自分が先に名乗るもんだって教わらなかったか?」 そんなの教わった覚えがない。けど名乗らないと名前どころか話が進みそうにない。 「...山本徹...っす」 「俺は又吉だ よろしくな」 「あ、はい...」 「で...ここはなんなんすか?」 「死後の世界、だな」 「死後の世界...?」 「まあ分かりやすいとこから言うと...お前、まあ俺もだけど......浮いてるぞ、空に」 そう言われて下を見ると... 「はええ!?浮いてる!?」 「浮いてるって言ったのにこんな驚くかあ?」 「いやだって浮いて...浮いて...はあぇえ!?」 つい変な声が出た。 「いやーいい反応するなあ」 「んだなあ」 「やっぱ若いのう」 そう言いながら爺さん婆さん達が笑っている。 なんだここ...?死後の世界......? 「オレ...幽霊......?」 「そう、幽霊」 「んじゃここは...天国......?いや地獄......?」 「地獄なんてひでぇなあ」 そう言ってまた爺さん婆さん達は笑っている。 とりあえず天国も地獄もないってことはよく分かった。 「まあ、これからよろしくな、徹」 これからよろしくすることになるようだ...。 え、これマジ?夢とかじゃなくて?
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