序章 私はこうして旅立った

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「おっと、まだ動かん方がええ。……ミル……じゃったかな?」 「ありがとう。ところでここはどこですか? マッタリシティなのでしょうか?」 私は、布団にくるまったまま視線だけをブレンさんに向けた。 「マッタリシティ? 聞かぬ名じゃな……うむ、ここは人里離れた山奥じゃよ。ワシのような世捨て人が他に何人かおるがの。」 そう言うと、ベットの片隅に置かれた椅子に腰をかける。 「??? 街は? マッタリシティはどうなったの???」 アルグは? 一体何が……。
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