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「遅いなぁ! 五分遅刻だよ!」
そう言われても・・・。という返事をすぐに言えないまま、私は息を整えて顔を上げた。
「そう言われても・・・。二分しかなかったから・・・」
まだ少し切れている息を落ち着かせる。
「敬語使った罰だよ! さ、晩ご飯食べ行こ!」
そう言って白銀さんは歩き始める。
「ちょっと白銀さん待ってください!」
私がそう言うと
「敬語! それと白銀じゃなくて詩織!」
と言って来て、しかも止まってくれないから、仕方ないので急いで追いかけた。
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