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あの子のお母さんに言われるがままに、リビングであの子を待つことになった。
しかし、そこには、主の帰りを待つ月のエルフィンがいた。
いやいや、霊害によって突然の浄化が必要なことも多々あって、いつ何が起きるかわからないから、フツーはエルフェンは主と共に行動するものなんじゃないのか。
と思ってはいたが、月のエルフィンはのんびりとした口調で、
「サラマンダー、ようこそ」
と言ったのだった。
月のエルフィンも男前だと思うが、サラマンダーの男前ぶりには勝てない。
月のエルフィンは、私が手に持ってきた、かわいい文字でキャンディドロップスと書かれている、プレゼント用の紙袋をじろじろと見ている。
「これはお土産。」
と私が言った後は、なんだか嬉しそうだった。
辛党のサラと違って、月のエルフィンは甘いものが好きなのかもしれない。
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