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久しぶりに街をぶらぶら歩いていた。
見ているどの服もどのアイテムもかわいい。
でも、どれもが私の家庭の事情的な生活習慣には似合わない。
でも、見ているとあれもこれも欲しくなる。これからの季節は、日除けしながらも、通気性の良い夏らしくてかわいい服が良い。
「チカ、そんなことよりさ、辛いの食べよう。」 と言ってくる。
そう言えばもうお昼ご飯の時間だ。
私は、ホコいっちばんのお店に入って、普通の辛さのカレーを頼んで、その一部にこれでもかって言うくらい激辛スパイスをかける。
他の人には見えないサラ(サラマンダー)は、辛くなったところを一息で食べる。
だから、周囲からは、私の一口がすごい量だと映っているばすだ。
「あ~。
もう大満足。」
と言って満面の笑みを浮かべるサラマンダーは、ちょっとカッコいい。
例えるなら、赤毛のロミオだ。
私のエルフェンが男型で良かったと思う。
ちょっとジュリエットな気持ちでロミオと恋仲になれたらと、ちょっと妄想して思う。
いや、だがしかし、あの物語の終演は悲劇だ。
そうはなりたくはない。
恋が始まらなければ、終わることもない。
だから、今の関係が一番いいのかなと思う。
それに、これがカレシなら、コタツに籠ってもらってばかりでも困る。
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