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私は今でもたまに君を思い出す。でも、8年ぐらいは歳月が過ぎたのかな。私はまだまだ子供で、君も子供だった。私たちは、ひたすらがむしゃらに勉強をしていた。私たちは、小学生だったのにね。あの頃が、1番勉強したかもしれない。見返したい人が多すぎて、私はとにかく必死だった。君は勉強しているくせに、必死には見えなかったけどね。いつでも爽やかにいる感じがしてて、私はそんな君に何か勝ちたかった気がする。 性格も良い、スポーツはできる、勉強もできる、読書量は誰よりも多い、君はそんな人。今でも私が越えられない人であり、私にとって初恋の人。ねえ、あの頃の私が君に勝っていたことはあった?ユーフォニアムが吹けるところと作文で賞をとったことぐらいかなー。 作文で賞をとったのは、私の人生を一気に変えた出来事だと思う。この表現は、別に大袈裟なことではない。君がいてくれたから私は人間不信から立ち直れたし、受験も頑張れた。あの頃も、今も思うのは、君がいてくれたから私は頑張れた。私も人生に君が少しでもいてくれて良かった。この表現もきっと大袈裟なものではない。きっと事実。 最近読んだ小説で聞いた言葉がある。自分にとって最上な人に出会ってしまったら、その後は恋なんて出来なくなる。私にとって君は、そんな人なのかもしれない。だって、私はある人を好きになったけど、その時にも君とその人の共通点や、君の方が良い奴だったとか思うんだから。私が恋愛できなくなったら、どうしてくれるのよ。この言葉は、冗談だけどね。 私にとっての最上の人が、いつか君以外の誰かになることを私は望んでいるよ。私には結婚願望はないけど、恋人くらい1回ぐらいは欲しいもの。君はとても良い人だけど、過去は過去。私は今をちゃんと生きている。だから、君は思い出となり、やがて古典のような存在になっていくのかもしれない。その時、私はその事を悲しいとは思わないと思う。だって、例え君が最上な人でなくなっても、私は君のことをきっと、ずっと覚えているから。だから、悲しいことなんて何も無い。
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