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ハムスターばいばい 第2話
私は、ハムスターが死んでからすぐに違うハムスターを買いに行った。
外は雨が降っていた。
こんな天気だと、お気に入りのピンクのトレーナーが汚れてしまう。ハムスターがすぐに死んだこともあり、私はイライラしていた。
ペットショップに入ると、またこの間の店員がいた。作り笑顔が張り付いた女だ。
「あら? あなたまた来たの?」
私はこの女が嫌いだ。吐き気がする顔を横目にパーカーについた雨水を乱暴にぬぐった。
「ハムスターください」
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