ハムスターばいばい 第3話

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「こうしたかったんでしょう?」 血が滴る上履きを生徒たちに向って投げた。 上履きは宙を飛び、床へ落ちてバウンドした。錆と血のついた画鋲がバラバラとこぼれた。 クラスメイト達は逃げた。   私はもう片方の上履きも投げた。ふと、田んぼに投げ棄てたハムスターを思い出した。そして、ハムスターを片足で潰したことも。
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