ハムスターばいばい 第1話

4/9
前へ
/37ページ
次へ
 キンタマを抱いた妹は、軽蔑的な視線を私に向ける。 「いつもみたいに、ママやパパに買ってもらえば?」  黒くて丸いビーズのような瞳のハムスターも、責めるようにこちらを見ている。 いつもはパパやママにねだるところだが、私は一人で町のはずれにあるペットショップへと向かうことにした。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加