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周りはとても明るかった。遠足っていうくらいだから真昼間だったんだけど、それでも暗いこの公園にとっては信じられない明るさだった。
いや、ただ明るいだけじゃない、というかそもそも、、、
「ココドコ!?」
公園ですらなかった。遊具?そんなものは無かった。何やらメカメカしい物体がそこらかしこに設置されていた。ちょうど遊具があったあたりだ。
試しに触ると・・・
【ピー ニンショウヲカイシシマス
・・・・・・・・
ニンショウエラー ニンショウエラー ガイトウシャフメイ
ホンプログラムキドウシッパイ サイキドウシテクダサイ】
と、訳の分からないこと言いだすの。気づいたら周りに人がいてね・・・
『君は誰?何処の子?』
普通に話せた、僕は普通に答えた。自分の名前、そして自分の家の住所。よくよく考えたらそれは危ないことだったろうけど、知らないところで知らないモノに触って、知らない人に話しかけられてパニックになったんだと思う。
それで、彼?おかしなこと言ったの。
『✖✖✖地区?・・・、あぁ1000年前に滅んだ大都市か、今もほらこうして〇〇〇って名前が変わって・・・って。え?』
「ん?」
『君の名前、”間口航平”とかって言った?』
「え?あ、うん。」
『間口、間口・・・
あ、1000年前、滅ぶ前の最後の県知事の名前だっけ?おいどうだっけ?』
『さぁ?検索してみましょう。・・・・、あ確かにそうみたいね』
・・・・。1000年前?県知事?何言ってるのこの人たち・・・
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