0人が本棚に入れています
本棚に追加
・・・・。あ、戻った。暗い、廃れた、寂しい公園。さっきのは一体・・・
「ん?どうしたのコウちゃん」
「え?いや、なんでも。」
この不思議体験、後にも先にもこれっきり。記憶も今じゃ断片的なことしか思い出せない。
先の記憶の回想は、いうなれば序章的存在なんだ。何故かって?
内容は覚えてないけど、滞在期間というのは鮮明に残ってるんだ。
少なくとも一週間はその世界に閉じ込められたよ。
はるか遠くの未来、そして遥かに長いその滞在期間。一体そこで何を知り何を得たのか、未だに分からずじまい。でも、分かってること。それは、僕は今も尚政治家になろうと必死に頑張っているんだ。これが不思議なことにその思い出があるからじゃないんだ、これ思い出したの誠司の勉強を本格的にやろうってそう思ったときのこと。それまで一切思い出せなかった。
はるか遠くへ行った気分にもなった、その奇跡体験は未だに謎が残されている。
僕にとってそのタイムワープは遠足の一環として記憶にしまっている。またいつか断片的なところが思い出す日にはまた一歩その未来に近づいているのだろうか、、、
その日がいつか来るまで、僕は必死に政治の勉強をしよう。
そして、その日が来ても尚、必死に勉強し、いつか夢見た政治家を目指そう。
いつか?そういえば、幼稚園の時将来の夢政治家って言ってたっけ…
そうか、やっぱりきっかけは不思議体験じゃなかったんだ、ちゃんと僕の中にあったんだ、その夢が・・・
そして、そのある意味はるか遠くへ行った遠足のビックイベントで再びそれを意識させられたんだ。なんでか知らんけど・・・
今じゃ僕にとってはとてもいい思い出。
遠くへ行った、そんな記憶。
未来を知った不思議体験。
そして、”破滅”を知った残念な体験でもある。1000年の時とういうのはそういうことだというのを知らされた思い出でもある。
今日も僕は、政治の勉強を頑張っている。
最初のコメントを投稿しよう!