第1章《魔界のコンビニ》

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私の名前は姫城 美花(ヒメギミハナ) 晴空大学の一年生、この大学には 《恐怖サークル》というのがあって… 怖いものはそんなに好きじゃないけど 都市伝説には興味があるから このサークルに所属してるわ。 あたしは今、7階建てのマンションで一人暮し 大学の生活もそんなに悪くないけど なんかものたりない気がする… スリルが足りないのかも!なぁ~んて思って それで《恐怖サークル》に所属してみたんだよね♪ 《恐怖サークル》で提出するレポートは そうね…魔界のコンビニ! 行方不明になっちゃったって言う 魅咲さんはエレベーターで異世界にいく方法と 綺羅さんは六芒星の真ん中に飽きたと 赤字で書いてその紙を 持ったまま寝る方法をためしたって聞いた… 二人とも会ったことないし見たこともないけど それは怖い話の定番だから 晴空大学の《恐怖サークル》 で知らない人はいないのよ まぁ、都市伝説化してるし 信じるか信じないかはあなた次第… なんて、男子たちはカッコつけてるけどね。 よぉし…魔界のコンビニ 絶対に良いレポートにしてやるんだからっ えっと…魔界のコンビニは丑三つ時に現れる…と 私はスマホ画面を見ながら魔界のコンビニについて調べる。
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