聖夜の鐘(クリスマス)

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* 「あら…この鐘の音… もしかして、丘の鐘、修理されたの?」 「違うだろ。 あれはもうひびが入って直せないとか聞いたよ。 きっと、他の所の鐘だよ。」 「そうかしら…? でも、だとしたら、一体どこの鐘なのかしら…? それにしても、とても素敵な音ね…」 「そうだね。 まるで、僕達を祝福してるみたいだね!」 「まぁ、マルコったら!」 人々は、どこからともなく響き渡る美しい鐘の音に、それぞれが幸せな想いを胸に抱いた。 その鐘をついた二人が、今、天に向かって旅立ったことを気付く者は、誰一人としていなかった…… ~Fin~
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