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「とうとう、あなたもここから旅立ってしまうのね。」
「あぁ。この地には、もう夢も希望もない。大地は死んでいくばかりだ。俺はここから離れ、新天地を探しに行く。･･････出来れば、君も一緒に来て欲しい。君をここに残していくのは心配なんだ。」
「でも･･････私には家族が。私一人だけ付いて行くなんて出来ないわ。」
「大丈夫。皆連れて行けばいいさ。俺が全て面倒みるから。」
暫し見詰め合う二人。
「･･････わかったわ。あなたがそこまで言うなら、私何処へでも付いて行く。」
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