【第一部】酒と故郷と十字架と

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【第一部】酒と故郷と十字架と

 ここは魂の帰る場所…  人の息遣いが聴こえる、真の大地…  暖を取る(まき)(くすぶ)る匂いが温かく…  時にはお互いを気遣ったせいで喧嘩になるほどの活力がみなぎり…  目に見えない何かをひたすらに信じ…  皆が皆を心から愛することができる。  瞳の輝きがそれを証明している…  この町はまだ息づいている。
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