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「あのう…大丈夫ですか??」
白うさぎが相変わらず心配そうに見つめる。
「へ?あ、えーと。大丈夫じゃないかも?」
私の頭は混乱したまま思考停止中である。
「私のお家がすぐそこなので休んでいかれたらどうですか?」
「え、えーと。うーん。じゃあお言葉に甘えて…お邪魔します。」
トコトコと白うさぎの後をついていく。すると白うさぎは一本の大きな木の下で歩みを止めた。
「ここです。私のお家。散らかってて狭いですけど…どうぞ。」
木の根本には小さな扉があり、白うさぎの案内されるがまま中に入った。
「わぁ。」
部屋の中は綺麗に掃除されていて可愛らしい小物が沢山あった。
「すみません。ごちゃごちゃしてて…」
白うさぎが照れながら言った。
「全然!!すごく可愛いお部屋ですね!」
「えへへ。ありがとうございます。あ、どうぞ。今お茶を出しますね。」
白うさぎはそう言うと香りのいいお茶を入れてくれた。
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