1.クロミ

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「あのう…大丈夫ですか??」 白うさぎが相変わらず心配そうに見つめる。 「へ?あ、えーと。大丈夫じゃないかも?」 私の頭は混乱したまま思考停止中である。 「私のお家がすぐそこなので休んでいかれたらどうですか?」 「え、えーと。うーん。じゃあお言葉に甘えて…お邪魔します。」 トコトコと白うさぎの後をついていく。すると白うさぎは一本の大きな木の下で歩みを止めた。 「ここです。私のお家。散らかってて狭いですけど…どうぞ。」 木の根本には小さな扉があり、白うさぎの案内されるがまま中に入った。 「わぁ。」 部屋の中は綺麗に掃除されていて可愛らしい小物が沢山あった。 「すみません。ごちゃごちゃしてて…」 白うさぎが照れながら言った。 「全然!!すごく可愛いお部屋ですね!」 「えへへ。ありがとうございます。あ、どうぞ。今お茶を出しますね。」 白うさぎはそう言うと香りのいいお茶を入れてくれた。
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