まふもふストーリー (仮題)

1.クロミ

「えっと。ユキさんは本当はうさぎではなくニンゲン??で、さっきまでカイシャ??という所にいたけど気づいたら黒うさぎになっていたと。えーと…あってますかね?」
クロミは不思議そうにこちらを見ている。

「はい。私も説明してて意味がわからないんですけど…」
私はクロミに話しかけられる前までの出来事について詳しく説明した。

「うーん。ニンゲンという種族を私は知らないので、そのパソコン??というものもよくわからないのですが…。」
クロミは困惑した顔で答えた。

「ここには人間はいないんですか?」
私は思わず身をのりだす。

「いえ、ただ私が知らないだけかもしれませんので…。」
クロミは目を伏せた。
しかし、ふと思い出したように顔をあげて
「でも、そんな事情ならレミさんを訪ねてみてはどうでしょうか?」

「レミ??」