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当たり前というものは、まるで空気のようなものだから、それがどんなに特別で貴重で、どんなに奇跡の積み重ねで出来ているかなんて、考えもしない。
そう、当たり前とは、失ってから初めて
当たり前ではなかった
と、気付く厄介なものなのだ。
厄介ついでに当たり前とは、それが大切な何かであることが多いので、失ってから気付くのでは遅すぎて…
後悔しても
取り戻そうと手を伸ばしても
その時にはもう取り戻せない。
でも人間というものは
そても愚かで
失うまで、それがどんなに特別で大切か気付かない、きっとそんな生き物で。
私もまたそんな生き物の一人で…
気付くことが遅すぎて
遠く
遥か遠くへ
大切な人は行ってしまった。
そしてもう
あの当たり前の毎日はもう戻っては来ないのだ…
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