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……酔って、自分が一体何を口にしたのかも知れずに、
ふと気づくと、身体がベッドの上に横たえられていた。
「……あっ、」
起き上がり、どこなんだろうかと辺りをぼんやりと見回す。
誰かの部屋のようで、まさか鳥羽さんのマンションでは……と、勘づいた瞬間、酔いが一気に吹き飛んだ。
さすがに酔いつぶれて部屋に泊めてもらうとかあり得ないと、慌てて鳥羽さん本人を探す。
けれど寝ていたベッドどころか、部屋のどこにも彼の姿は見当たらなくて、首を傾げた矢先──
ベランダに通じるサッシ窓が開いていて、僅かな風が室内へ吹き込んでいるのに気づいた。
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