後篇

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周りの肉壁(にくへき)が尖らせた舌でほぐすようにつつかれて、「…はっ…あぁ…」こらえ切れない喘ぎ声が喉をせり上がる。 「これぐらいで音を上げてたら、入れられないだろうが」 また尻の肉がパンと叩かれる。 「や…だっ…入れて…ほし…んっ、うぅ…」 舌の先が穴の奥へ割って入り、乱暴に中を掻き回す。 次第に()(かん)してひくついてきたのが知れると、固くなったものが押し当てられた。 「……息、吐いとけよ」 言われてはぁーっとひと息を吐くと、腰が持たれグッと引き寄せられて、 瞬間、肉の裂けるようなひりつく痛みと共に、一気に内奥を射し貫かれた。 「……んっ…う…」 思わず歯を食いしばると、 「口あけとけ、呼吸が辛くなるから」 気遣うように声がかけられた。 「…あ、はい…鳥羽さん…」 「……バカ急に、名前とか呼ぶなって…」 捕まれている腰が力まかせに抱えられて、 「……()たなくなったら、どうすんだよ…(わたる)」 より深くを穿(うが)たれる一瞬に、名前を呼ばれた──。
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